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ニキビの種類と進行段階を解説|白・黒・赤・黄の違いを完全ガイド

  • ニキビを治す

「ニキビの原因ってなんだろう?」 「ニキビ痕を残さないためには、どうしたらいいんだろう?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ニキビは同じ“できもの”でも段階ごとに性質が異なり、適切な見極めがケアの第一歩になります。

この記事では、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビという4つの症状段階を詳しく解説します。それぞれの特徴や悪化サインを押さえることで、不要な悪化や痕化を防ぐ判断材料が得られます。

ニキビの段階と症状

若い女性

ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といい、毛穴を中心に繰り返し起こる皮膚の病気です。通常、皮脂は毛穴から汗と共に排出されています。しかし何らかの原因で毛穴の出口が塞がれると皮脂が排出されずに詰まり、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が増殖することによって炎症を引き起こします

アクネ菌とは
ニキビや肌荒れのない肌にも存在しており、人間の肌にもともと住み着いている常在菌のことです。

ニキビができ始める時期や部位には個人差がありますが、小学校の高学年から中学生頃にでき始め、高校生で症状が強くなります。小学校のころは額を中心にでき始め、次第に頬やあご、首、胸や背中にも広がります。なお、思春期にできるものをニキビ、大人になってからできるものを「吹き出物」ということがありますが、両者は同じものです。

ニキビは段階や症状によって「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」に分けられます

ここからは、それぞれのニキビについて詳しくご説明します。

白ニキビ

毛穴に皮脂が詰まり、発疹が白〜乳白色に見えるものを「白ニキビ」といいます。白ニキビはニキビの最初の段階で、患部が薄い皮脂で覆われて毛穴が閉じている状態です。

黒ニキビ

白ニキビが進行して毛穴が開いた状態を「黒ニキビ」といいます。黒ニキビは肌や髪の毛、瞳などの色を構成する色素「メラニン色素」などの影響を受け黒く見えるのが特徴です。メラニン色素は紫外線の刺激を受けると、皮膚を守るために色素を過剰に生み出します。

メモ
白ニキビや黒ニキビは、コメド(面ぽう)とも呼ばれます。コメドは、赤ニキビになる前の毛穴が詰まった状態を指します。

赤ニキビ

そして黒ニキビがさらに進行すると赤ニキビになります。毛穴に詰まった皮脂に菌が繁殖し、炎症を起こすことによってニキビの周りが赤く腫れあがります。

黄ニキビ

黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化して炎症が強くなり、表面からでも黄色い膿が見える状態です。黄ニキビの皮膚の内側では、アクネ菌の影響で「毛包」の壁が壊され、炎症の物質が毛包の外へ流れてしまい、ニキビの炎症が周りにも広がってしまいます

毛包とは
毛穴の奥の毛根を包んでいる部分を指します。

このように、ニキビは段階を経て重症化していきます。長期にわたり症状が続き悪化すると治すことのできないニキビ痕が残ることもあります。そのため、できるだけ早く治療を開始し、良くなった状態を維持できるように心掛けることが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ニキビは、毛穴の詰まりとアクネ菌の増殖によって炎症が起こる皮膚の病気です。

初期の白ニキビから黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビへと段階的に悪化していきます。白・黒ニキビの段階ではまだ炎症が少なく、適切な洗顔や保湿で改善が期待できますが、赤ニキビ以降は炎症が強く、放置すると膿が広がり痕が残る可能性があります。

早めに皮膚科を受診し、症状に合った治療を行うことが大切です。ニキビの種類と進行を理解することで、悪化を防ぎ、健康的な肌を保つための適切なケアがしやすくなります。

Q&A

Qニキビの種類はどんなものがあるの?
A 白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの4段階です。白→黒→赤→黄の順に進行し、炎症が強くなるほど治りにくくなります。
Q白ニキビと黒ニキビの違いは?
A白ニキビは皮脂が毛穴に詰まった初期段階で、黒ニキビは毛穴が開き、メラニンなどの酸化によって黒く見える状態です。
Q 赤ニキビになるとどうなるの?
A毛穴でアクネ菌が繁殖し、炎症を起こして赤く腫れ上がります。放置するとさらに悪化して黄ニキビへ進行します。
Q黄ニキビはどんな状態?
A赤ニキビの炎症が強くなり、膿がたまって黄色く見える段階です。跡が残りやすいため早めの治療が大切です。
Qニキビを放置するとどうなる?
A炎症が広がり、ニキビ痕が残るリスクが高まります。初期段階(白・黒ニキビ)のうちに正しいケアや治療を行いましょう。

ニキビを治すための2ステップ

  1. STEP 1STEP 1まずは不安や課題に気づく
  2. STEP 2STEP 2解決方法を知る