乾燥で肌がかゆい時の対処法|冷やす・薬を使う正しいケア方法紹介
「肌が乾燥してかゆくなってしまったとき、どう対応すればよいのだろう?」と悩む方は多いはずです。かゆみを我慢できずにかいてしまうと、さらに炎症が悪化することもあります。
この記事では、乾燥によるかゆみが生じたときに実践できる正しい対処法を3つ紹介します。すぐに試せるポイントばかりなので、ぜひ参考にしてください。
かゆみが生じた際の対処のポイント
「肌がかゆくなったらどうすれば良いのかな?」
かゆみが生じたとき、対処法を間違えてしまうとさらにかゆみが増してしまうことがあります。そうならないために、この記事ではかゆみが生じた際の対処のポイントを三つご紹介します。
ポイント1 肌に刺激を与えない
かゆみを感じた際には肌に刺激を与えないようにしましょう。
かゆみはかくことで一時的に治まりますが、何度もかくと皮膚が傷ついてバリアの機能が低下します。そうなると皮膚は外部からの刺激にさらに敏感になり、かゆみが増してしまいます。こうしてかゆみが増すと、かかずにはいられなくなって皮膚がさらに傷つくという悪循環に陥ってしまうのです。
また傷ついた皮膚からは細菌が侵入しやすくなるため、感染症にかかるリスクも高まります。肌をかく以外にもこすったり、叩いたりといった刺激は極力与えないようにしてください。寝ている間に無意識に体をかきむしってしまう場合は手袋を着用すると良いですよ。
ポイント2 冷やす
かゆみが我慢できないときは、かゆいところを冷やしましょう。冷たいという感覚はかゆいと感じる神経の活動を抑えるため、一時的にかゆみが緩和されます。冷やす際にはポリ袋に保冷剤や氷を入れてタオルなどで包んだ上で肌に当ててください。氷を直接当てると刺激が強過ぎるため避けてくださいね。
すぐに氷を用意できない場合は冷たい水を当てるのも一つの手段です。ただし、あまり長い時間冷やすと肌に負担がかかるため、かゆみが治まったら冷やすのをやめてください。
ポイント3 塗り薬、飲み薬を使う
肌の乾燥がなかなか改善しない場合は塗り薬や飲み薬を試してみてください。塗り薬には肌のバリア機能を高めるためにつくられた保湿剤や、炎症を抑えるステロイド剤などがあります。炎症が起こっていない場合は保湿剤を、かゆみが強く炎症が起こっている場合は保湿剤に加えてステロイド剤を使用すると良いでしょう。
かゆみを止める飲み薬には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などがあります。かゆみが強い場合や長く続く場合は皮膚科を受診することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。乾燥によるかゆみは、放置したり誤った対処をしたりすると悪化するリスクがあります。
今回紹介した内容を振り返ると次の通りです。 ・かかない・こすらないなど、肌への刺激を避ける ・氷や冷水で一時的に冷やし、かゆみを和らげる ・必要に応じて保湿剤やステロイド剤、抗ヒスタミン剤を使用する
かゆみが続く場合は自己判断せず、皮膚科を受診することも大切です。
Q&A
- Q肌がかゆい時、かいたほうが楽になる?
- A一時的に落ち着きますが、皮膚が傷ついてバリア機能が低下し、かゆみが悪化します。こすったり叩いたりする刺激も避けましょう。
- Q肌のかゆみが我慢できないときはどうすればいい?
- Aかゆい部分を冷やしましょう。冷たい刺激は神経の働きを抑え、一時的にかゆみを和らげます。ただし、氷を直接当てないよう注意してください。
- Q肌を冷やすときの正しい方法は?
- A保冷剤や氷をポリ袋に入れ、タオルで包んで肌に当てます。長時間の冷却は負担になるため、かゆみが落ち着いたらやめましょう。
- Q肌のかゆみが続くときはどうすれば?
- A自己判断せず皮膚科を受診しましょう。長引く乾燥や強いかゆみの背景に、皮膚炎やアレルギーが隠れている場合もあります。